第１２章 とあるスタッフさんの対応が素敵すぎたお話 -心温まるエピソード-
第12章
とあるスタッフさんの対応が素敵すぎたお話
-心温まるエピソード-
あれは今から2年前のこと。
私が北海道から出張で横浜へ行った
ある日のことです。
”中川政七商店”というお店の
とある素敵な店員さんのお話です。
とても感動したので、
いまだにその方のお名前も覚えています。
私は妻への誕生日プレゼントに、欲しがっていた
「お茶立て（茶筅）」を探していました。
何店舗かに在庫確認の電話をしたのですが
回答は「在庫なし。」
あきらめかけていた時
もう1店舗だけかけてみようかな、と
お電話したのがそのお店でした。
お電話に出てくださったその方はやはり
「在庫はございません。」
と仰いました。
もうあきらめようか・・・
そんなふうにあきらめかけていた時に
そのスタッフさんはこう仰ったんです。
「一度、お調べしたいことがありますので
折り返しでも宜しいでしょうか？」と。
私は「一体なんのことだろう？」
と頭の中で思いながら
それに承諾しました。
10分後くらいでしょうか。
その方からお電話がかかって来ました。
「私共の店舗ではなく、
また私共のブランドではないので
大変恐縮なのですが、
実は同じビル内に
茶筅を扱っているお店があり
そちらに在庫を確認したところ
在庫がございました。
念の為ですが
一点お取置きをしていただいております。」
とその方は仰ったんです。
そこまでしてくださるなんて、
自分のお店の売上になるわけではないのに、
しかも
わざわざお取置きまで
してくれたなんて、、、
私は心から感動していました。
こんなにもお客様想いの
店員さんがいるのかと。
私は結局そちらのビルに伺い、
取り置きしてくださった茶筅と
中川政七商店の商品を
その方から数点購入し、
妻へのプレゼントとともに
その心温まる店員さんのお話を
妻にシェア致しました。
妻は元々茶筅を欲しがっていたので、
喜んでくれたと同時に、
「そんなすごい人がいるんだね。
良い出会いがあって良かったね。」と
言ってくれました。
普通にプレゼントをあげる以上に、
その年の誕生日は”素敵なプレゼント”を
贈ることができたと思います。
あの時対応してくださった店員さん、
本当にありがとうございました。
私もあの店員さんのように、
お客様が求めているものを全力で探し、
”素敵なプレゼント”を
提供できる人になりたいと、
思っています。
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